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おおさわワイナリー

2009年07月30日

ニュージーランドではこの時期あちらこちらで子羊をみかけることができます。
羊は年に一度、品種にもよりますが、冬から冬の終わりにかけて出産します。
一度に1匹から2匹ほど産みます。

Baby lamb.jpg Baby lamb 2.jpg

羊を総まとめにして英語ではおなじみ「SHEEP」ですが、
食用として区別する場合は、
 生後1年未満を「LAMB」ラム
 1歳以上3歳までの羊は「Hogget」ホゲット
 3歳以上になると「Mutton」マトン
と呼ばれ、年齢が上がるにつれて肉が硬くなります。
値段はラム肉が一番高く、最高級品は海外へ輸出されます。
マトン肉はお求め安い値段ですが、肉が硬いので
シチューやキャセロールなど煮込み料理として使われます。

ところでこの羊、最近ニュージーランドのブドウ園で活躍しているのです。

sheep in the vineyard.jpg

ブドウ園での主な作業の中に草刈があります。
夏の間の雑草の生長は著しく、数週間に一度は草刈機を走らせなくてはいけません。
この、手間がかかる仕事を羊にしてもらうのです。
羊を使えばガソリンを消費する草刈機より環境にもよいですし24時間働いてくれます。

羊を常時飼っていなくても、必要なときに頼めば
羊飼いから羊を借りることもできます。
近所の某ブドウ園では羊飼いがわざわざお金を出してまで
「羊をブドウ園に放させて欲しいとい」といってきたと聞きました。

夏の日照りやに冬の大雨で農場の草が十分に育たないことがあると
家畜は生きて行けません。そこで羊飼いたちは水はけのよいブドウ園に
生えている栄養たっぷりの草を食べさせ丸々とさせておいてから
1歳になるまでに競売にかけるのです。

しかしながら弊害もあります。羊は雑草ばかりを選びません。
大切なブドウの樹も若木でしたらぺろりと食べてしまいます。
特にブドウの枝を低めに剪定しているところは、羊の草刈樹は向きません。

草だけを食べてくれる羊はいないのでしょうか?

2009年07月27日

ブドウ栽培者のための競技会

ワインといえばどうしても醸造所(ワイナリー)と
醸造家(ワインメーカー)に注目が集まりがち。

しかし、ワインづくりの基本はブドウ栽培からです。
土壌や気候をよく理解し、それにあった方法でブドウ栽培を
おこなうことが、ヴィティカルチャ二スト(ブドウ栽培者)に求められます。
品質の高いブドウを育てることで、品質の高いワインが生まれるのです。

ここホークスベイでは、将来のヴィティカルチャニストを育てるために
下記のような競技会が毎年催されています。

ヤングヴィティカルチャニストオブザイヤー2009の案内リンク

これは実務、技能、ブドウ栽培への取り組み方などあらゆる方面から
審査され、ヤング ヴィティカルチャニスト オブ ザ イヤーの栄光に
輝けるのは毎年1名だけです。

あと、もうひとつ技能の枠でSilver Secteurs Competition (シルバーサカテアコンペティション)
「銀の剪定バサミ競技」も同時におこなわれます。
この競技会ではブドウ栽培者の卵たちが、剪定のスピードと確実さを競うものです。
  ↓競技の様子
240709-7.jpg 240709-8.jpg

この競技会に大沢ブドウ園のヴィティカルチャニスト 「ブレント・ストーン」が
審査員として参加しました。


2009年07月24日

剪定のスタイル(型) 

冬になりブドウの葉が枯れ落ち、枝だけになると剪定が始まります。
剪定は、ただ枝を切り落とすだけではなく、収穫量をコントロールする
目的をはじめ、品種にあった剪定方法を選びます。

大沢ブドウ園で育てている、メルロー種とカベルネソービニヨン種は
スプァープルーニング(Spur Pruning) 方法を採用しています。

スプァー(Spur)とは蹴爪を意味し、蹴爪のように剪定してゆくことから
この名前がつきました。

↓ カーボーイブーツに付ける蹴爪   ↓ 鶏の蹴爪
Spur cowboy boots.jpg Spur fesant.jpg

   ↓ 絵で見てみると蹴爪のようなのがよく分かります
grapepic4.gif

主枝から今年残す枝をえらび芽を2.3個残してあとは切ります。
残した芽から来春萌芽するのです。

240709-1.JPG

↓ 剪定されたメルロー種
240709-7.JPG

節と節の間を最後の切り口にすることは避けます。
切り口は節のところ斜め45度に切り落とし、最後の芽をなくします。
でないと、最後の切り口から萌芽が始まり、ツルが伸びてしまいます。

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2009年07月20日

ワインとジビエ(Gibier)とハンティング

ジビエ(Gibier)という言葉はフランス語で日本人にはあまり馴染が
少ないがと思いますが、狩猟による鳥獣肉をジビエといいます。
また英語ではゲームミート(Game Meat)ともいいます。

ニュージーランドでは、ハンティングは一般的なスポーツとして親しまれています。
鹿、ウサギ、イノシシなどのハンティングは日本と違い通年を通して楽しめます。
鴨、雉などのハンティングは冬季のみですが、
女性にも手軽にできるので人気があります。

     hunting.jpg

ニュージーランドワインにはHUNTER’S(ハンターズ)という
ワイナリーがあるくらいです。

このジビエとワインは西洋(特にフランスでは)昔から楽しまれてきた食文化です。
それぞれの肉種によって独特の魅力を放っていますので、それにあったワインを
合わせることで、お互いが引き立ち料理をさらに楽しませてくれます。

例えば鴨料理(オレンジソースがけ)にはこくのある赤ワインがよく合いますし、

     Duck with Orange sause.jpg

ブドウ園でもよく見かける野ウサギはローストや煮込み料理に適しています。
あわせるワインはローストでしたらフルーティーで軟らかい赤などとの
愛称がよいといわれます。

弊社のフライングシープ ピノノアールなどはよく合うかもしれません。
一度お試しください。。。

     FS PN 08.bmp a la Creme Lapin.jpg

キジもブドウ園でよく見かけます。キジ肉は十分寝かされ、肉に乳酸が増すのを待ってから、
調理しますのでワインも熟成させたコクのある赤ワインがよく合います。

     Faisane.jpg

このように、肉やその料理にあったワインを合わせることで
それぞれの相乗性を高めることができるのです。

2009年07月14日

ロトルアの素敵なフレンチレストランで、フライングシープ ピノノアールの
販売をしていただけることになりました。

AORANGI PEAK(アオランギピーク)というフランス料理のお店です。

       main_top_09[1].gif
       ↓ リンク       
       http://www.aorangipeak.co.nz/

アオランギピークは絶景が見れるスポットで有名です。
その頂点にレストランがあり、お店から360度のパノラマが満喫できます。

店内の装飾、家具にもこだわりをもたれています。
こんな絶景の中で、フレンチをいただけるなんで
ニュージーランドのなかでもなかなかないように思います。

1198119452.jpg

ロトルア方面へ立ち寄った際はぜひ足をはこびたいスポットです。

2009年07月13日

剪定とブドウの木の病気

剪定の時期に入ってきました。
しかし、今日もお天気がいまひとつ。 シトシトと冷たい雨が降ったりやんだりです。

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雨にあたりながらの作業は寒いばかりではなく、作業の効率を悪くするうえ、
ブドウの木にいろいろな病気をもたらす原因にもなりうるのです。

この剪定の時期に気をつけなければならないのが
Eutypa Dieback (ユータイパ・ダイバック)という病気です。

このユータイパは細菌の胞子(生殖細胞)がブドウの木の維管束の
組織の中に入り込み、成長を妨げる病気です。

このユータイパの胞子は空気中に散乱しており、
ブドウだけではなくいろいろな植物に付着します。

剪定した枝の切り口からこの細菌が付着し、ブドウの木を弱らせ徐々に成長を妨げます。

古い木になるほど枝の切り口が大きくなり、ユータイパの細菌が付着しやすくなります。
細菌の付着防止のために切り口に、特殊な溶液を塗り空気と触れさせないようにすることもあります。

この病気は事前に防ぐことが一番大切なことで、雨の日に太い枝の切り落しは避けるようにします。
雨による湿度で枝の切り口が乾きにくくなるうえ、空気中にいる細菌も活発化します。

雨が降ったからといって作業を休んでばかりですと冬季雨の多いニュージーランドでは作業は進みません。
細心の注意をはかり、ブドウ栽培責任者の判断により作業が進められてゆきます。

以下の写真は参考資料で大沢ブドウ園の写真ではありません。
↓ユータイパにかかったブドウの枝の切り口
Eutypa cut cain.jpg

↓成長を妨げられたブドウの木
Eutypa lata symptom.jpg

ブドウはバラと同じでとでも病気にかかりやすい植物です。
かかる病気もとても類似しています。

今日ではいろいろな研究と技術が進み、ブドウが病気になることを事前に防ぐことも
容易になりましたが、その昔ブドウ園ではバラの木を植え、バラが病気になったら
ブドウの木にも気をつけるようにする為に植えられていたのです。

2009年07月09日

ニュージーランドの冬は雨が多く、1週間降り続くなんてよくあることです。
雨が降ると気温がそんなに低くなくても寒さはひとしおです。

でも今日は久々の晴れ間がでました。

雨で地盤が軟らかくなった時を利用し、
ワイヤーの重さで傾いてしまった支柱を直す作業です。

↓支柱はぐらぐらに緩んでいます
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↓傾いた方から逆の方向へ押し元の位置へ戻します
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↓大人(背丈のあるニュージーランド人)でも
二人がかりでおこないます
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↓一部の品種では剪定作業も始まりました
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こちらは力任せではなくひとつひとつ丁寧に枝を切り取り
2本だけを残し、ワイヤーに絡ませてゆきます。

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